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KDLアパレルEC通信

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人工知能とアパレルECへの活用

2016年2月12日公開分

【1】今話題の人工知能とは何?

昨今、人工知能と言うキーワードを頻繁に聞くようになってきました。
皆様は人工知能と聞くとどのようなイメージをお持ちでしょうか?
SF映画の世界では、「2001年宇宙の旅」に出てくる宇宙船制御用人工知能HALや
「ターミネータ」で登場する軍事用コンピュータネットワークの
スカイネットなどが有名です。

一方、現実の世界も負けてはいません。
米国の人気クイズ番組「ジェパディ!」で人間のチャンピオンを破った
IBMのワトソンや、AppleのiPhoneに搭載されている秘書機能アプリSiriは
よく知られた存在であり、かつ人工知能分野で現時点の最先端を走っています。

また、GoogleやFacebookが人工知能関連企業の巨額買収合戦を繰り広げ、
度々紙面をにぎわしていますが、これらの企業は人工知能の技術を生かし、
ビッグデータの分析や自然言語認識への応用、さらに接客支援まで行おうと
しています。

1980年代にも人工知能ブームはありましたが、当時はコンピュータの性能が低く、
実用的なものではありませんでした。
しかし、ここ数年でECでもおなじみのクラウド技術が発展してきたことにより、
大量のデータを同じく大量のサーバで処理できるようになったことがきっかけで
急速に身近なものになってきました。

【2】アパレルECへの活用

今後ますますの発展が期待され、生活を便利にしてくれるであろう
人工知能ですが、本研究会のテーマであるアパレルECではどのような活用が
考えられるのでしょうか?

まず一つは、レコメンド機能への活用です。
すでに一部では実用化されており、利用者が自分の趣味嗜好を人工知能に
学習させることで、それを理解した人工知能が利用者の好みに合った商品を
提案してくれます。

現時点では画像を次々と見せながら、利用者が「好き・嫌い」を選んで
いく様な学習のさせかたが一般的ですが、例えば好きと言っても、
柄が好きだったのか、色が好きだったのか、形が好きだったのか、などの
細かな区別ができないため、利用者が思い描いている提案ができるように
なるには、学習に少し時間がかかる傾向があります。

今後は技術がより進化し、あたかも実際の店員と話をしているような、
自然な対話の中で趣味嗜好を学習できるような対話型の人工知能が
増えていくと予想されています。

次に、マーケティングでの活用です。
とはいえ、マーケティングの全てを人工知能が肩代わりするのではありません。
マーケターを悩ます、レポートの作成や、運用型広告の予算調整など
手間のかかる「作業」を人工知能が代替することにより、本来マーケターが
考えるべき戦略立案などに時間を割けるようにすることが目的です。

マーケティングに限らず、これまで人が行っていた「作業」を人工知能が
肩代わりするという使われ方が、今後もより幅広い分野で加速するのでは
ないかと言われています。

このように、人工知能はアパレルECという分野一つをとっても影響力を持つ
存在になってきており、ますます目が離せない存在になると思います。

冒頭で紹介したSF映画の人工知能は、最終的にどちらも人間を敵と認識して
その存在を脅かそうとします。
現実世界でも、発達し続ける人工知能が人間の知性を超える時を
「シンギュラリティ(技術的特異点)」と呼びますが、2045年辺りに訪れる
のではないかと危惧している研究者が多くいます。

しかし、我々が考えなければいけないのは「人間を人工知能に置き換える」
という発想ではなく、「人間がやるべきことをするために人工知能をうまく使う」
という発想ではないかと思いました。

皆さんはどう思われましたでしょうか?

【編集後記】

今回はいつもと趣向を変えてお届けしましたが、
いかがでしたでしょうか。

今後とも、どうぞよろしくお願い致します。

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